3次元パイプレーザー加工|パイプ切断、穴あけ、面取り、切欠き等をプレス金型レスでスピーディーに加工。嵌合構造にも対応。

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3次元パイプレーザー加工

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従来、角パイプ、丸パイプなどの鋼管の加工は、プレス加工(端部の切欠き、穴あけなど)、ドリルでの穴あけなど加工方法は限られていました。
パイプレーザー加工は従来の方法では手間がかかりすぎていたパイプ形状のワークの加工をレーザー加工の一工程で行う画期的な手法です。
プレス金型を作る必要がないので、リードタイムは短く、製作費用も大幅に抑える事ができ、また全体の製造効率も大幅にアップいたします。

当社では最新鋭のドイツTRUMPF社製のパイプレーザー加工機、イタリアADIGE社(BLMグループ)のパイプレーザー加工機の2台が稼働。
厚板のステンレス管、軟鋼管、アルミ管、銅管、真鍮管の加工を超高速の加工スピードでご提供可能です。 金型まで作るにはもったいない小ロット、試作品だけでなく、量産にも対応可能な生産量と価格でご案内可能です。

本ページでは弊社のパイプレーザー加工設備、加工スペックの案内に加えて、パイプレーザー加工により製造効率が具体的にどのくらい短縮できるかなど パイプレーザー加工のメリットなども併せて紹介していきます。


動画で見る3次元パイプレーザー加工

パイプレーザー加工事例はこちらから

3次元パイプレーザー加工の5つのメリット

  • ① 加工、組立て工数が削減。図面簡略化による工数削減

  • ② 複雑な形状にも対応

  • ③ 嵌合構造による強度アップと位置決めの容易性

  • ④ 金型が不要なので金型費がいりません。

  • ⑤ 自由なデザインによる加工

加工、組立て工数が削減、図面の簡略化による工数削減

鋼材の加工において圧倒的に早い時間で加工が可能です。
例えばフレームの製作では、下記の図のようにパイプの切り出しから穴あけ、端部の切欠き、面取りまでの加工をパイプレーザー加工の1工程で代替可能で、作業効率の大幅アップが可能です。 また金型レスのため、加工費用も大幅に抑える事が可能です。また後述する溶接工程でも大幅な工数削減が可能です。

パイプレーザー加工による工数削減

3次元モデルからそのままカットするため、従来必要であった組図(Assy図)や 部品図・加工指示図などの図面を省略することができ、前工程の設計段階の負荷をも軽減することが可能です。

パイプレーザー加工による工数削減 パイプレーザー加工による工数削減

複雑な形状にも対応

部材の複雑なカットや組立形状でもパイプレーザーによる加工では加工精度が高く、簡単に加工できます。

パイプレーザー加工品
パイプレーザー加工に品
SUS角パイプのフレームです。板金とパイプ嵌め合い加工を活かした製品が製作可能です。 SGP25A(Φ34×t3.2)のパイプで0.5mm幅を残して加工した物です。
レーザーの特長を活かした微細な加工も可能です。

嵌合構造による強度アップと位置決めの容易性

パイプレーザーによる加工では組み合わせる材料同士に凹凸を設け、嵌合構造とすることにより、組み合わせた時の強度が増します。 また、位置決めの際の寸法出し等が不要になり、余計な手間が省けます。 特に難しい位置決めでは治具を必要とするなど熟練を要していたものが、誰でも簡単に位置決めできるようになります。

パイプレーザー加工品
パイプレーザー加工品
SUS丸パイプの嵌め合い見本。パイプの嵌め合い加工を活かして製作されており、パイプ同士で他のパイプが外れないように加工されています。 SUS角パイプの嵌め合い製品です。嵌め合い加工を活かしたパイプ製品の位置決めが容易にできます。
パイプレーザー加工品

← 実際にはこのようなイメージです。

パイプの嵌め合いとベンディングを用いたフレームです。
赤色のパイプは切り欠きを入れて折曲をして各部品を嵌め合わせていきます。
組み合わせながら部材を固定していき、緑の部材を最後に入れることによりフレーム全体の固定を行います。
ネジ止めは4ケ所のみで溶接はせずに完成します。

溶接を極力減らしたい場合やコストを掛けたくない場合には有効は方法です。

嵌合構造による強度アップと位置決めの容易性

パイプレーザー加工品

切断形状に応じた何種類にもおよぶ金型が不要なため、少量(1個)からの加工に対しても安価に加工ができます。 試作~量産まで対応できます

自由なデザインによる加工

パイプレーザー加工品

パイプレーザーを使えば文字やスケッチ等のような自由なデザインからでも自在にカットできます。

SUSΦ32×t2パイプへの絵柄の加工です。
パイプレーザーを使えば文字やスケッチ等のようなデザインも自在にカットできます。

【読み込み可能データ】
DXF、DWG、イラストレーター、Solidworks、STEP、IGES
※ビットマップデータのトレースも可能です。

設備紹介

TRUMPF Truelaser Tube 5000
レーザー出力 3kW (Diskレーザー)
加工可能な材質と
最大加工板厚
・ステンレス 5 mm
・軟鋼  8 mm
・アルミ 6 mm
・銅   3 mm
・真鍮  5 mm
最大加工寸法 丸パイプ:最大外径 152 mm
角パイプ:最大辺長さ 152 mm /外接円直径 170 mm
最大搬入長さ 6.5m
最大重量 MAX130kg (20kg/m)
つかみ代 130mm
その他 ・Rapid Cut
・ベベル加工機能あり(45°までの加工ヘッド)

世界最速レベルの加工速度を誇るTRUMPF社製パイプレーザー加工機。
レーザー出力は強力で板厚の厚いパイプ、重量級のパイプの切断にも対応可能です。
従来機では難しかったアルミ、銅、真鍮管の加工も可能です。

ベベル加工機能とは?

加工ヘッドが回転する事で、加工面に対して垂直以外の角度にて切断が可能になります。
具体的には斜め軸方向に穴を開けることや穴部分のザグリもできます。

下の画像のような斜め方向の切断が可能です。



斜め軸レーザーカット

ザグリ加工

BLM ADIGE LASERTUBE LT722D
レーザー出力 2.5kW (CO2レーザー)
加工可能な材質と
最大加工板厚
・ステンレス 3 mm
・軟鋼  6 mm
加工寸法 丸パイプ:12.0~140 mm
角パイプ:12×12~120×120 mm
*対角寸法140以内であれば、10~140の長角パイプが可能

アングル:SS/L3 30×30~L6 65×65mm、SUS/L3 30×30mm
最大搬入長さ 最小3200~最大6000mm *自動の場合
ワークの重量 1本100kg以内で15kg/mを超えないもの
つかみ代 100ミリ ※アングルの場合は200ミリ
捨て切り代 20ミリ

*本機はベベル加工機能はありません。

社外評価および社会貢献活動

  • 優秀企業賞
  • 地域未来牽引企業
  • ハッピーパートナー
  • パートナーシップ宣言
  • SDGsの取組み
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